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概要
惑星探査育英会は,学部,大学院生,ポスドクを主な対象とした惑星探査データ解析の短期集中実習を下記の要領で開催します.
今回のテーマは,月のマルチバンド画像データの解析です.月探査機かぐやにより,月全球の分光データが取得され,今なお新しい成果が発表されています.惑星探査データ解析実習会では,第7回でもかぐやの可視-近赤外スペクトルデータを取り上げましたが,今回はマルチバンド画像データの自動分類や地質解析について取り扱います.
月の科学,データから探る惑星科学,データ解析手法,惑星探査に興味のある方,奮ってご参加ください.
開催スケジュール
2016年9月28日(水)13:00〜2015年9月30日(金)15:00(目標終了時刻)
開催場所
〒600-8039京都府京都市下京区御幸町通り四条下ル大寿町402番地 四条TMビル
オフィスゴコマチ大会議室(貸会議室です)
アクセス情報: <URL:http://office-gocomachi.main.jp/access.html>
宿泊施設は参加者各自で手配をお願いします.京都は観光地ということもあり,ホテルが取りにくくなる可能性もありますので,早めの手配をお勧めします
直前連絡事項
集合時間
- 9/28(水) 13:00
12:00までは同じ会場で月科学研究会を開催していますので,早めに来た場合はそちらを 聴講していてもらうこともできます
集合場所・会場
- オフィスゴコマチ大会議室
- 〒600-8039京都府京都市下京区御幸町通り四条下ル大寿町402番地
- 四条TMビル 3F 301号室
- <URL:https://www.google.com/maps/place/貸会議室のオフィスゴコマチ+京都四条/>
持参するもの
- ノートPC
- ENVIインストール済みにして,ライセンスファイルの設定も終わらせておくこと
- 内蔵ストレージ空き容量: 〜数十GB程度あること
- 外付ストレージ: 500GB程度
- グラフ・プロット作成可能なソフト
- Excel, gnuplotなんでもよいです
- 延長ケーブル
会場はコンセントの数と位置が限られているので,もしお手元にあれば,電源の延長ケーブルを持って来てもらえると,大変助かります.
グラフ・プロット作成可能なソフトはいままでアナウンスの中に含めていなかったものですが,何でもよいのでテキストで出てくる数値データをグラフ化できるものにしてください.
具体的な内容
- 地質図の基礎(今回の実習の目指すもの,地球の例,惑星データの制約,月データの解析例)
- 分光データとは(鉱物の吸収とは,他のパラメータ,鉱物組成と形状,MGM)
- MIデータの基礎(機器説明,仕様など)
- フォーマット&データ取得方法&データ利用上の注意点(ギャップの繋ぎ方,影の扱い,コンティナムの引き方)
- KADIASの基礎
- LRO/LROC-NAC説明&オルソ化ツール説明
- ENVIの基礎
- 自動分類の基礎(SAM,K-mean,ISO-DATA)
- 解析練習
- モザイク化
- 反射率への変換
- 不良ピクセル(マイナス値)のマスク
- ギャップなおし+マスク(ギャップ大の場所)
- 特徴量の抽出(PCA/ICA/MGMによる吸収量の抽出)
- 特徴量での分類
- 分類結果の評価の方法
- 解析実習
事前準備
事前準備内容は調整中です.決まり次第,本wikiに掲載しますが,以下の項目は必須となります.
- 各自,ノートPCを持参すること
- 解析用のソフトENVIをインストールしておくこと(入手法やインストール手順は後日提示予定)
- 実習データを保存可能な十分なサイズのディスクスペースを確保すること(具体的な容量の目安は後日提示予定)
- グラフ作成ができるソフトをインストールしておくこと
当日の流れと実習資料
- <URL:https://www.dropbox.com/s/zxnu8jmkihi58g8/%E8%87%AA%E5%8B%95%E5%88%86%E9%A1%9E%E8%AC%9B%E7%BF%92%E4%BC%9A_0926.pdf?dl=0>
- 9/28
- 地質図の基礎
- データ・利用可能な各種ツールの解説
- 9/29
- 自動分類の基礎
- 解析練習
- 解析実習
- 9/30
- 解析実習
- 実習結果の発表・議論
講師
- 晴山慎(聖マリアンナ医科大学)
- 石原吉明(JAXA)
- 大竹真紀子(JAXA)
主催
月惑星探査育英会 実行委員会
後援
日本惑星科学会 惑星科学研究センター
世話人
平田成,出村裕英,本田親寿(会津大)
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