衛星系研究会

衛星系研究会

(最終更新日: 2019年12月4日)

趣旨

外惑星の衛星系はミニチュア太陽系と喩えられるように、幾何学的・力学的性質が太陽系と類似している。太陽系形成過程については、系外惑星の発見を契機に理論研究が著しく進展し、この10年余りで急速に理解が深まったが、衛星系形成過程についてはそれほどの展開は見られていない。その一方で、特に木星・土星の衛星系については地上観測のみならず探査による詳細なデータも蓄積されており、衛星系の形成理論を観測結果とより具体的に検証することが可能な状態になりつつある。さらに衛星系は、ガス惑星形成の副産物として形成されるため、衛星系形成過程の理解が深まることでガス惑星形成、ひいては太陽系形成過程への制約・フィードバックも得られることが期待できることから、衛星系形成過程の理解の進展が望まれる。

そこで本研究会では、レビューと最新の研究報告などを紹介しあい、衛星系形成について幅広い視点からじっくりと議論する場を設け、現状理解の整理、問題点の洗い出し、解決方法の探索などを行う。

今年の研究会

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プログラム・講演資料が閲覧できます。

世話人

奥住聡(東工大),谷川享行(一関高専),木村淳(阪大),関根康人(東工大/ELSI),倉本圭(北大), 大槻圭史(神戸大),田中秀和(東北大),鎌田俊一(北大),藤井悠里(名大),木村智樹(東北大)