| アブストラクト |
地球上の大気の流れにおける竜巻や台風などの強い渦構造や,木星表面における縞状構造など,回転乱流ではしばしば特徴的な流れの構造,速度分布が観測される.一方で乱流モデルで扱われる渦粘性という概念で知られるように,乱流状態の流体運動では実効的な粘性の増大が生じ,巨視的には平坦で特徴のない速度分布が形成されると予想される.本研究ではヘリシティの効果に着目し,渦粘性に対抗して速度を生成する現象を紹介する.数値計算を用いて速度生成現象の物理的起源を考察し,速度生成と整合する乱流モデルの記述を試みる. |