セミナー: | CPS/WTK セミナー |
日時: | 2020 年 6月 25日(木) 13:00-15:00 |
場所: | ネット会議システム (Zoom および TV会議) |
講演者: | 齊藤 大晶 (北海道大学大学院理学研究院 宇宙理学専攻 惑星宇宙グループ 研究員) |
タイトル: | ray tracing 法を用いた爆発的噴火により励起されたインフラサウンド観測信号の同定 |
要旨: | 2018年3月10日九州南部に位置する新燃岳が爆発的噴火を起こした. 新燃岳から 200 ~ 350 km 離れた高知県内に設置したインフラサウンドセンサ網にて, 時間差を伴った噴火由来と思われる信号を同観測点にて複数回検出した. このことは, 地表面付近を水平伝播する波 (直達波) のみならず, 一度上空まで伝播した波がある高度で転回し, 地表に到達した可能性を示唆している. このことを確かめるため, 今回風速場を考慮した 3次元 ray tracing 法を用いた数値計算を実施した. 本発表では, 観測信号と数値計算結果の比較検討をすることで, 観測信号の同定を実施する. さらに音波の転回条件についても議論をしたい. |
キーワード: | インフラサウンド, 噴火, レイトレーシング |
世話人: | 高橋 芳幸 |