日時: | 2012 年 12 月 26 日(水) 15:00-16:30 |
場所: | 北海道大学理学 8 号館コスモスタジオ |
講演者: | 鎌田 俊一 (東京大学) |
世話人: | 倉本 圭 |
タイトル: | かぐや測地データから示唆された月の長期変形と熱進化 |
要旨: | 月の巨大地形は長い時間スケールで粘弾性変形し、その変形度合いは熱進化を反映すると考えられる。本研究では(1)「かぐや」で得られた全球測地データに基づく月の巨大地形の地下構造解析と、(2) 幅広いパラメータ空間における長期粘弾性変形計算を組み合わせることで、月形成初期の熱進化に迫った。巨大地形の変形は、その地形が出来るよりも以前の月の進化に関わるプロセス、たとえばマグマオーシャン固化やマントルオーバーターンなどと関連していることが示唆された。 |
キーワード: | 月, 熱進化, 衝突盆地, 海の火山活動, マントルオーバーターン |