日時: 2011 年 8 月 31 日(水) 15:00-16:00
場所: CPS セミナー室
講演者: 南波 直樹 (理化学研究所)
世話人: 山田 耕
タイトル: 科学広報、次のステップへ
abstract: 不況下においても膨大な費用を費やし、人々の生活に影響を与える科学研究。記憶に新しい事業仕分けや現在進行形の原発問題は、科学と社会の関係を問い直し、両者の対話を求めています。2000年に設立されたCDBは、理研の中では初めて独自の広報部門を設置し、日本における「科学コミュニケーション」の発展と並走してきました。科学する魅力と知る感動をどのようにして伝えるのか、自らの研究の重要性をどのように説明するのか、そして、科学の発展がもたらす問題にどのように言及するのか―。私たちの約10年間の試みを紹介するとともに、科学広報を取り巻く問題、研究者の広報への関わり方などについて議論したいと思います。また、科学広報や科学コミュニケーションがより大きな役割を果たすために、今後何をすべきなのかを考えます。