第21回CPS月惑星探査研究会『太陽系データワークショップ II 』
開催趣旨
太陽系データ及びアーカイブ活動にフォーカスしたワークショップの第二回を開催します.
国内においても,はやぶさに続いて,あかつき・はやぶさ2という太陽系探査が行われており,さらに複数の太陽系ミッションが準備・提案されています. 本ワークショップでは,太陽系のミッションにおけるデータの取り扱いやアーカイブ活動に関わる議論を通じ,ミッションの成果がさらに飛躍的な科学的発展に結びつくための活動に繋げるとともに,太陽系科学分野におけるアーカイブ活動の重要性を踏まえた体制の構築につながることを目指しています.
本ワークショップは,継続的な開催を計画しており,シリーズの第二回目である今回は,太陽系データを創出するミッションとそのミッションがサポートするデータアーカイブに対する体制にフォーカスを当てて実施します.現行のミッションではデータアーカイブに対する予算・体制が必ずしも十分とは言えない状況ですが,これまでの宇宙研のミッションではどのような予算・体制・心構えで整備されてきたのかを,過去の知見を交える形で多様な方面からご紹介いただくと共に,宇宙科学研究所外から見た宇宙研のデータアーカイブについて、忌憚なくお話をしていただく予定です.
本ワークショップで期待される議論は,太陽系分野に限らず,天文分野を含む多くの分野に共通の課題を含む予定です.幅広い分野の方の参加を,歓迎いたします.また,ネットワーク会議システムによる中継も行ないます.接続希望の方は tansa-rgst@cps-jp.orgまでご連絡ください.
本ワークショップは,神戸大学-JAXA・宇宙科学研究所・大学共同利用連携拠点事業の一環として開催いたします.
概要
日 時: 2018年1月11日(木) 13時00分 ~ 17時30分
会 場: JAXA・宇宙科学研究所・G棟2階会議室
ネットワーク中継:
ネットワーク会議システムによる中継も行ないます。
接続ご希望の際は、tansa-rgst@cps-jp.org までご連絡ください。
接続希望サイト多数の折には同一キャンパス内等、近傍でのサイト集約にご協力お願いすることもあります。
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プログラム
- 13:00-13:10:本ワークショップの目的について WS世話人
- 13:10-13:40:『あかり』データ処理とアーカイブ構築の経験から 山村一誠 (JAXA)[講演資料](CPS運営及び研究会参加者のみ閲覧可能)
- 13:40-14:10:『すざく』データアーカイブ 尾崎正伸 (JAXA)[講演資料](CPS運営及び研究会参加者のみ閲覧可能)
- 14:10-14:40:『あらせ(ERG)』プロジェクトのデータアーカイブと公開について 寺本万里子 (名古屋大学)[講演資料](CPS運営及び研究会参加者のみ閲覧可能)
- 14:40-15:10:『かぐや』データアーカイブ 山本幸生 (JAXA)[講演資料](CPS運営及び研究会参加者のみ閲覧可能)
- 15:10-15:30:(休憩)
- 15:30-16:00:天文データアーカイブの現状と問題点 高田唯史 (国立天文台)[講演資料](CPS運営及び研究会参加者のみ閲覧可能)
- 16:00-16:30:地球大気観測データのアーカイブ - SMILESデータを例として - 塩谷雅人 (京都大学)[講演資料](CPS運営及び研究会参加者のみ閲覧可能)
- 16:30-17:00:JAXA宇宙科学研究所における月惑星探査データ解析の取り組み 大嶽久志 (JAXA)[講演資料](CPS運営及び研究会参加者のみ閲覧可能)
- 17:00-17:30:総合討論
世話人
山本 幸生,石原 吉明,殿岡 英顕,村上 真也 (ISAS/JAXA)
林 祥介,臼井 文彦,上野 宗孝 (神戸大学)