ワークショップ世話人
小型探査機による月惑星探査を議論するワークショップを開催いたします.
本 WS は二部構成とし,第一部ではイプシロンロケットを使った小型月惑星探査としてこれまでに提案された3つのミッション (SLIM/DESTINY+/ペネトレータ探査) の目指す科学や観測項目などを紹介し,個々のミッションフェーズに応じ,それぞれの科学的意義を観測天体の科学にとどまらず惑星科学全体の中で位置付け,より良いミッションにするためのアイディアを得ることを目的とします.第二部では,イプシロンロケット等による小型月惑星探査の機会を今後どのように利用するのか,またそのために必要な検討・準備は何かについて,長期的な視点での議論を行うことを目的とします.
本 WS での発表は,第一部については各提案チームから発表者を提案いただき,第二部では個別のミッション提案でなく,長期的な戦略を立てる上で有効な,これまでの検討や観測技術などに関する講演を募集します.発表を希望される方は世話人までご連絡をお願いします.連絡の期限は 2016 年 10 月 3 日 24 時とします.
名 称: 第17回 CPS 月惑星探査研究会・『小型月惑星探査ワークショップ』
日 時: 2016 年 10 月 24 日 (月) 10時 ~ 10 月 25 日 (火) 16時 (予定)
場 所: 神戸大学大学院理学研究科・惑星科学研究センター・セミナー室
(神戸大学・統合研究拠点内)
ネットワーク中継:
ネットワーク会議システムによる中継も行ないます。
接続ご希望の際は tansa-rgst@cps-jp.org までご連絡ください。
接続希望サイト多数の折には同一キャンパス内等、
近傍でのサイト集約にご協力お願いすることもあります。
<ワークショップ開催趣旨>
10:00-10:30 小型探査を取り巻く状況と本WSの開催趣旨 (藤本正樹)発表資料
<第一部>
1-2 進行中・提案中の小型探査ミッション: SLIM発表資料
10:30-11:00 ミッションの概要と検討状況 大竹真紀子 (ISAS) 他発表資料1,発表資料2
11:00-11:30 ミッションで目指す科学と観測 佐伯和人 (大阪大) 他発表資料
11:30-12:30 ミッションの着陸点検討 大竹真紀子 (ISAS) 他発表資料
12:30-13:30 昼食
1-3 進行中・提案中の小型探査ミッション: Destiny+
13:30-14:00 ミッションの概要と検討状況 川勝康弘 (ISAS) 他発表資料
14:00-14:30 ミッションで目指す科学、観測及び課題 荒井朋子 (千葉工大) 他発表資料
14:30-15:00 ミッションの観測機器検討 (光学観測) 亀田真吾 (立教大) 他発表資料
15:00-15:30 ミッションの観測機器検討 (ダスト観測) 小林正規 (千葉工大) 他発表資料
15:30-16:00 休憩
16:00-17:30 1日目総合討論
18:00〜 懇親会 @CPS
<第一部> (つづき)
1-4 進行中・提案中の小型探査ミッション: ペネトレータ
09:00-09:30 ミッションの概要と検討状況 田中智 (ISAS)発表資料
09:30-10:30 ミッションで目指す科学と観測 山田竜平 (国立天文台)、川村太一 (IPGP)発表資料
10:30-11:00 ミッションの課題と対策 白石浩章 (ISAS)、後藤健 (ISAS)発表資料
<第二部>
2 小型月惑星探査機会の活用アイディア
11:00-11:20 惑星科学コミュニティーとしての視点から 倉本圭 (北海道大)発表資料
11:20-11:40 インプシロンロケットによる火星探査の可能性 藤田和央 (ISAS)発表資料
11:40-12:00 イプシロンロケットと DESTINY バスを用いた
太陽系探査および宇宙望遠鏡 岩田隆浩 (ISAS) 他発表資料
12:00-13:00 昼食
13:00-13:20 超小型探査機による月、火星、金星探査の可能性 杉田精司 (東京大学)発表資料
13:20-13:40 将来の月・惑星着陸探査機搭載に向けた
能動型蛍光X線分光計の開発 長岡央 (早稲田大学)発表資料
13:40-14:00 核分光法による地球近傍小惑星の資源探査 内藤雅之 (早稲田大学)発表資料
14:00-14:30 休憩
14:30-16:00 2日目総合討論