アブストラクト |
磁気回転不安定を考慮して、原始惑星系円盤の進化を記述する一次元モデルを構築した。円盤の中央面付近には、外部と内部の乱流領域の間に静穏領域が現れる。 このような構造を持ったガス円盤の中における固体微粒子の移動と成長を計算し、静穏域の外側の境界の中央面付近には氷粒子が、内側の境界には岩石粒子が集積し、重力不安定を起こして、効率的に微惑星が形成される。これらがさらに合体を繰り返し、前者がガス惑星の核、後者が岩石惑星に成長する。このモデルでは、原始惑星円盤全域のガスの流れの中で、二か所に固体微粒子が集積して惑星を作るので、タンデム惑星形成モデルと名付けた。 |