アブストラクト |
GFWS28で220nm吸収を示すQCCには共役二重結合のラマンピークが存在し、それが吸収の原因であると報告した。今回はそれを裏付ける窒素含有炭素質物質を合成したので報告する。試料はQCC装置の放電管内にコロネンを入れ、それを窒素プラズマ処理して作製した。その窒素含有炭素質物質のうち220nm吸収を示す場合のみQCCに類似したラマンピークを示した。これは吸収の原因が共役二重結合に関係することを示す新たな証拠である。講演では実験結果から検討した星間減光217.5nm吸収のキャリアについて議論する。 |