アブストラクト |
銀河系の減光曲線は、シリケイトとグラファイトの二成分ダストモデルによって再現されることが知られている。しかしながら、減光曲線は視線方向ごとに異なっており、それゆえ星間ダストの組成やサイズ分布にも多様性が存在すると期待される。本講演では、冪乗サイズ分布の仮定の下、ダストの最大半径やその冪のとりうる範囲について詳細に調べた。その結果、様々な組成のダストの組み合わせを考えたとしても、ダストのサイズ分布はその冪が-3から-4、最大半径が0.2 umから0.3 umの冪乗分布で記述されることがわかった。 |