トップページ
CPSとは
お知らせ
メンバー
連絡先・アクセス
セミナー・スクール・実習・研究会
mosir (動画・資料アーカイブ)
教育研究CG
基盤CG
国際連携CG
社会交流CG
将来構想CG
English
Japanese
ゲスト さん、ようこそ
ログイン
新規登録
新規登録申請マニュアル
パスワード紛失
MOSIR Project
動画一覧に戻る
太平洋とその周辺領域における降水量の二十年と準十年変動
講演者
中野渡 拓也 (北大・地惑・海洋気候研)
日時
2005/02/22 - 2005/02/22
セミナー名
森羅万象セミナー
同じ講演者の動画一覧
同じセミナーの動画一覧
会場
北海道大学
アブストラクト
近年,十年〜百年スケールの気候変動が大きな注目を集めている。これらの十年〜百年スケールの変動は,いくつかの主要な時間スケールを持つことが提案されている。その主要なものに,二十年と準十年変動が挙げられる。二十変動は,我が国の気候にも影響の大きなアリューシャン低気圧に活動の中心を持っていることが知られており,日本の気候変動を議論する上でも興味深い。一方,準十年変動は,熱帯太平洋の海洋表面温度に変動の極大が確認されている。従来,二十年と準十年の時間スケールを持つ変動に着目して,気温・海洋表面温度・気圧などは全球規模の解析がなされていたが,人間生活に密接に関わる降水量については,全球規模の解析はもとより、北太平洋規模の解析すら行われていなかった。なぜなら,降水データは海表面温度等に比べて信頼できるデータが少ないため,二十年や準十年の時間スケールの変動をグローバルなスケールで統計的に議論するのに不十分であったからである。
本研究では,既存の独立な降水データを複数併用することで,それぞれのデータの持つ欠点を補い合い,結果の信頼性を向上させることで,降水量の準十年と二十年変動について,全球規模の空間・時間構造を明らかにし,さらにその降水量変動が大気循環場の変動とどう結びついているか,また周辺地域にどのような影響を与えるのかをデータ解析の立場から明らかにした。
本講演では,降水の二十年と準十年変動の全球構造,降水の二十年変動に対する水収支解析,そして降水の準十年変動の予測可能性について,これまでに得られた解析結果を示したい。
キーワード
気候変動, 二十年変動, 準十年変動, 全球規模, 降水
show more info
関連動画
コメント