| セミナー: | CPS セミナー | 
| 日時: | 2020 年 12月 3日(木) 16:00-18:00 | 
| 場所: | ネット会議システム (Zoom および TV会議) | 
| 講演者: | 成田 憲保 (東京大学 大学院総合文化研究科附属先進科学研究機構 教授) | 
| タイトル: | TESSによるトランジット惑星探査の最新成果 | 
| 要旨: | 2018年4月に打ち上げられたNASAのトランジット惑星探索衛星TESSは、当初の2年間のサーベイを終え、現在は3年目の延長計画に移行している。これまでに行われた2年間のサーベイでは、2000個以上のトランジット惑星候補が発見されている。しかし、TESSは超広視野であるため、発見された惑星候補の中にはかなりの割合で食連星による偽検出が含まれている。そのため、発見された惑星候補が本物の惑星かどうかを地上の追観測によって確認する「発見確認観測」が世界中で行われている。我々のグループは、世界の複数の望遠鏡に配置した多色同時撮像カメラMuSCATシリーズを用いてこの発見確認観測に取り組んでいる。本セミナーではTESSによるサーベイの現状と、MuSCATシリーズによって発見確認された新しいトランジット惑星について紹介し、今後のさらなる追観測の展望を述べる。 | 
| キーワード: | 系外惑星、トランジット | 
| 世話人: | 牧野 淳一郎 |