| 日時: | 2012 年 4 月 9 日(月) 14:00- | 
| 場所: | CPS セミナー室 | 
| 講演者: | 榎本 剛 (京都大学) | 
| 世話人: | 高橋 芳幸 | 
| タイトル: | アンサンブル・カルマンフィルタを用いた地球大気観測データの同化 | 
| 要旨: | 地球の気象・気候研究においては、観測と予測とを組み合せて作成された再解析データがよく用いられている。我々はアンサンブル・カルマンフィルタを用いて、全球アンサンブル再解析データを作成した。アンサンブル・カルマンフィルタの利点は、最適な推定値(解析アンサンブル平均)だけでなく、誤差の推定値(解析アンサンブル・スプレッド)を与えることである。解析アンサンブル・スプレッドの構造や時間発展は、現象のメカニズムや予測可能性に関する知見を与える。また、観測を追加したり、取り除いたりして、解析アンサンブル・スプレッドの増減を見ることにより、観測を評価することができる。 |