日時: | 2011 年 10 月 5 日(水) 15:00-16:00 |
場所: |
CPS セミナー室 |
講演者: | 望月 伸竜 (熊本大学) |
世話人: | 山田 耕 |
タイトル: | 高確度な古地磁気強度測定にもとづく地球磁場変動の研究 |
abstract: | 地磁気をつくりだしている地球ダイナモの理解を深め、さらには地球深部状態の時代変化や地球表層環境の変動史を探るためには、過去におきた地球磁場ベクトルの変動を正確に復元する研究が必要である。私を含めた研究グループが開発した測定法(低温消磁2回加熱ショー法)は、古地磁気強度を従来の方法(テリエ法)よりも高確度/高精度に復元できる。この新測定法をタヒチ島の溶岩連続層に適用することで、最後の地磁気逆転における詳細な地球磁場変動を復元した(Mochizuki et al., 2011JGR)。この結果を含め、高確度な古地磁気強度データからみえてきた地球磁場変動の性質とそれらが意味することを議論する。 |
キーワード: | 古地磁気強度、地球ダイナモ、地磁気逆転、地球磁場変動、低温消磁2回加熱ショー法 |