第16回 CPS 月惑星探査研究会・『太陽系探査を目指した,観測装置に関するワークショップ』のご案内
ワークショップ世話人
太陽系探査に関わる観測装置開発にフォーカスしたワークショップを開催します.
本ワークショップは,特定のミッションに閉じない形で,多くの関連研究者にご出席頂き活発な議論が行われることを期待する物です.
このため,現在計画準備中のミッションに搭載予定の装置の報告だけでは無く,将来のミッション創出を目指した長期的な開発計画,海外ミッションへの搭載を目指した活動,地上・軌道上望遠鏡を用いた太陽系天体のリモート観測を目指す装置の開発もスコープに含め,リモセン観測(remote-sensing observation)と,その場観測 (in situ observation)の両方を対象とします.また,サンプリングシステム,分離技術なども,太陽系探査における重要な技術要素として話題に含めたいと思います.現時点では,搭載機器としての開発には着手されていないが,将来の重要な計測技術の要素となりうる観測技術に関わる話題は特に歓迎いたします.多くの方の Contribution を期待しています.
本ワークショップでの発表申し込みについては,CPSの Web site (9/8に応募ページを開設予定)から手続きをお願いします.
申し込み期限は2016年9月20日13時とします.
概要
名 称: 第16回 CPS 月惑星探査研究会・
『太陽系探査を目指した,観測装置に関するワークショップ』
日 時: 2016年10月11日(火) 13時 ~ 10月12日(水) 16時 (予定)
場 所: 神戸大学大学院理学研究科・惑星科学研究センター・セミナー室
(神戸大学・統合研究拠点内)
ネットワーク中継:
ネットワーク会議システムによる中継も行ないます。
接続ご希望の際は tansa-rgst@cps-jp.org までご連絡ください。
接続希望サイト多数の折には同一キャンパス内等、
近傍でのサイト集約にご協力お願いすることもあります。
プログラム
■■■■■ 口頭発表 ■■■■■
2016年10月11日(火)
【座長:上野宗孝(神戸大学)】
13:00-13:10 本ワークショップのスコープ (上野宗孝(神戸大学))
13:10-13:40 CubeSat級の子機による惑星・衛星探査の可能性 (船瀬 龍(東京大学))
13:40-14:00 衝突探査と分離カメラの活用 (和田浩二(千葉工業大学))
14:00-14:20 月・惑星表層に設置する定点観測ユニット (サバイバルモジュール) (小川 和律(神戸大学))
14:20-14:40 MMX搭載検討のAOTF素子を用いた近赤外ハイパースペクトルイメージャー (坂野井健(東北大学))
14:40-15:00 非冷却マイクロボロメータカメラ (福原哲哉(立教大学))
15:00-15:25 核ガンマ線イメージングで探る月・惑星の資源量マップ (水村好貴(京都大学))
15:25-15:45 惑星プラズマ・地下探査に向けたレーダサウンダの開発 (熊本篤志(東北大学))
15:45-16:00 Tea break
【座長:吉川一朗(東京大学)】
16:00-16:30 マルチターン飛行時間型質量分析計の開発 (豊田岐聡(大阪大学))
16:30-16:50 生命探査顕微鏡(LDM: Life Detection Microscope)開発の現状 (山岸明彦(東京薬科大学))
16:50-17:10 その場元素分析装置LIBS (亀田真吾(立教大学))
17:10-17:30 TOF型質量分析器による月惑星起源粒子の同位体計測 (横田勝一郎(宇宙科学研究所))
17:30-18:00 月着陸機搭載に向けた水分子同位体分析用分光装置の開発 (橋爪 光(大阪大学))
18:00-20:00 懇親会 (神戸大学・統合研究拠点内での開催を予定)
2016年10月12日(水)
【座長:尾崎正伸(宇宙科学研究所)】
09:30-09:55 東北大・ハワイ望遠鏡による惑星周辺微弱発光の観測 (鍵谷将人(東北大学))
09:55-10:15 地上10m電波望遠鏡SPARTを用いた太陽系地球型惑星の観測 (前澤裕之(大阪府立大学))
10:15-10:40 ファイバを用いた着陸機・周回機搭載用の赤外ヘテロダイン分光・レーザ分光技術 (中川広務(東北大学))
10:40-11:00 水素吸収セル法による惑星コロナの観測 (田口 真(立教大学))
11:00-11:20 小型ローバを利用した天体表面多地点観測 (大槻真嗣(宇宙科学研究所))
11:20-11:40 衛星搭載型高精度加速度計の開発 (新谷昌人(東京大学))
11:40-12:00 月・火星・小惑星におけるレゴリスのサンプリング (川本広行(早稲田大学))
12:00-13:00 Lunch break
【座長:小川和律(神戸大学)】
13:00-13:30 中間赤外線高分散分光器GIGMICSの開発と惑星科学への応用 (平原靖大(名古屋大学))
13:30-13:50 ERG衛星搭載 波動粒子相互作用解析装置 (加藤雄人(東北大学))
13:50-14:10 惑星探査用高コントラストオプティクスの基礎開発 (山崎 敦(宇宙科学研究所))
14:10-14:35 近赤外分光計の現在と将来 (岩田隆浩(宇宙科学研究所))
(Cancel) 探査機による黄道光および宇宙背景放射の赤外線観測 (松浦周二(関西学院大学))
14:35-15:00 ガンマ線バースト観測衛星HiZ-GUNDAMを用いた太陽系科学の検討 (津村耕司(東北大学))
15:00-15:20 月地震探査のための月面閃光観測 (柳澤正久(電気通信大学 ))
15:20-15:40 超小型深宇宙探査機EQUULEUS搭載の月面衝突閃光・NEO観測用カメラ「DELPHINUS」の紹介 (阿部新助(日本大学))
15:40-15:50 Remarks
■■■■■ ポスター発表 ■■■■■
地球磁気圏可視化計画 GEO-X に向けたマイクロマシン技術を用いた超軽量X線望遠鏡の開発 (沼澤正樹(首都大学東京))
The Radio and Plasma Wave Investigation (RPWI) for JUICE: Start of Engineering Model Development(笠羽 康正(東北大学))
参加申し込み:(終了しました)
※ 2016年9月20日13時までに、以下の要領で参加登録をお願いします。
参加登録エントリは CPS ホームページ https://www.cps-jp.org/ にログインいただきますと、
ページ右側に表示されます。
CPSアカウントをお持ちでない方は、CPS 事務局 (secretary-ml@cps-jp.org) までご連絡下さい。
世話人: 吉川一朗 (東京大学大学院 新領域創成科学研究科 複雑理工学専攻)
田口 真 (立教大学大学院 理学研究科 物理学専攻)
尾崎正伸 (宇宙科学研究所 太陽系科学研究系)
中川広務 (東北大学大学院理学研究科 地球物理学専攻)
上野宗孝 (神戸大学大学院 理学研究科 惑星科学研究センター)
本ワークショップは,神戸大学ーJAXA・宇宙科学研究所・大学共同利用連携拠点事業の一環として開催いたします.