ポスト「京」萌芽的課題・計算惑星 第2回 公開シンポジウムのご案内
概要
地球がどのように生まれ、どのようにして生命を育む惑星に進化したか、さらには現在及び将来の地球・太陽・太陽系の進化が人類社会にどのような影響を及ぼしうるかを解明することは、惑星科学・地球科学・宇宙化学/宇宙生物学分野における大きな課題の1つです。これらは実験では探求不可能であり、スーパーコンピュータを用いた大規模計算によるシミュレーションが必須となります。現在、スーパーコンピュータ「京」の後継機となるポスト「京」の開発が本格化しています。
惑星科学はポスト「京」で取り組む「萌芽的課題」の一つに選定されており、昨年度から文部科学省の委託研究：太陽系外惑星(第二の地球)の誕生と太陽系内惑星環境変動の解明(生命を育む惑星の起源・進化と惑星環境変動の解明)・課題代表：牧野淳一郎(神戸大学)を推進しています。本研究課題は、惑星の起源の解明、惑星内部・表層のダイナミクスと進化、太陽活動による地球環境変動の解明、原始太陽系における物質進化と生命起源の探究を4本柱として研究の主軸としています。昨年度から今年度にかけては調査研究・準備研究フェーズとして、研究開発内容、目標・期待される成果、実施体制等の策定を進めてきました。来年度からは本格実施フェーズとして、「京」および既存の計算資源を用いた大規模計算、ポスト「京」の利活用による成果創出に向けた知見の獲得や計算方法の確立を進めます。つきましては、これまでの成果をまとめ、今後の達成すべきサイエンスの内容および技術的課題を共有・議論することを目的としたシンポジウムを下記の要領で開催します。奮ってご参集頂ければ幸いです。
名 称： ポスト「京」萌芽的課題・計算惑星 第2回 公開シンポジウム
日 時： 2018 年 3 月 26 日 (月) 10時 ～ 18時00分
(終了後に懇親会を予定しています: 参加費5,000円)
場 所： 神戸大学先端融合研究環統合研究拠点 コンベンションホール
(神戸市中央区; ポートライナー「京コンピュータ前」駅 南出口すぐ) [アクセス]
講演予定者 (敬称略)：
- 清水 敏文 (ISAS/JAXA, 招待講演)、鈴木 建 (東京大学, 招待講演)、Ehouarn Millour (IPSL, France, 招待講演)
- 小南 淳子 (東京工業大学)、高棹 真介 (名古屋大学)
- 樫村 博基 (神戸大学)、亀山 真典 (愛媛大学)、竹広 真一 (京都大学)
- 草野 完也（名古屋大学）、堀田 英之（千葉大学)
- 栢沼 愛 (筑波大学)、石原 卓 (岡山大学)
プログラム
10:00-10:10 開催挨拶 牧野 淳一郎 (神戸大学)
10:10-10:40 招待講演
清水 敏文 (ISAS/JAXA)：衛星観測による太陽研究の進展と将来展望 (30分)
10:40-11:10 招待講演
鈴木 建 (東京大学)： 天体物理・惑星科学の礎としての太陽研究の将来展望-理論研究の側面から- (30分)
11:10-12:10 サブ課題C
草野 完也 (名古屋大学)：太陽面爆発現象とその影響の理解と予測に向けたシミュレーション研究 (25分)
堀田 英之 (千葉大学)： 太陽対流層を一貫して扱える数値計算コードの開発 (35分)
【昼食 (60分)】
13:10-14:10 サブ課題A
小南 淳子 (東京工業大学)：大規模惑星集積N体計算の現状と今後 (30分)
高棹 真介 (名古屋大学)： 原始惑星系円盤の大域的な構造と進化の理解に向けて (30分)
14:10-15:10 サブ課題D
栢沼 愛 (筑波大学)：星間空間における有機分子の生成・分解反応の第一原理計算 (30分)
石原 卓 (岡山大学)：微惑星形成過程解明のための乱流中ダストの衝突付着成長シミュレーション (30分)
【休憩 (20分)】
15:30-16:00 招待講演
Ehouarn Millour (LMD, France)：Planetary modelling at LMD/IPSL, France (30分)
16:00-17:00 サブ課題B
樫村 博基 (神戸大学)：火星版SCALE-GMの開発：高解像度非静力学火星大気シミュレーションに向けて (20分)
亀山 真典 (愛媛大学)：火成活動とプレートテクトニクスの3次元モデリング：岩石惑星マントルの熱化学進化の解明に向けて (20分)
竹広 真一 (京都大学)：スペクトル変換ライブラリと回転球殻非弾性対流モデルの開発：高解像度ガス惑星大気シミュレーションに向けて (20分)
17:00-18:00 総合討論
【懇親会 (18:00～)】
10:10-10:40 招待講演
清水 敏文 (ISAS/JAXA)：衛星観測による太陽研究の進展と将来展望 (30分)
10:40-11:10 招待講演
鈴木 建 (東京大学)： 天体物理・惑星科学の礎としての太陽研究の将来展望-理論研究の側面から- (30分)
11:10-12:10 サブ課題C
草野 完也 (名古屋大学)：太陽面爆発現象とその影響の理解と予測に向けたシミュレーション研究 (25分)
堀田 英之 (千葉大学)： 太陽対流層を一貫して扱える数値計算コードの開発 (35分)
【昼食 (60分)】
13:10-14:10 サブ課題A
小南 淳子 (東京工業大学)：大規模惑星集積N体計算の現状と今後 (30分)
高棹 真介 (名古屋大学)： 原始惑星系円盤の大域的な構造と進化の理解に向けて (30分)
14:10-15:10 サブ課題D
栢沼 愛 (筑波大学)：星間空間における有機分子の生成・分解反応の第一原理計算 (30分)
石原 卓 (岡山大学)：微惑星形成過程解明のための乱流中ダストの衝突付着成長シミュレーション (30分)
【休憩 (20分)】
15:30-16:00 招待講演
Ehouarn Millour (LMD, France)：Planetary modelling at LMD/IPSL, France (30分)
16:00-17:00 サブ課題B
樫村 博基 (神戸大学)：火星版SCALE-GMの開発：高解像度非静力学火星大気シミュレーションに向けて (20分)
亀山 真典 (愛媛大学)：火成活動とプレートテクトニクスの3次元モデリング：岩石惑星マントルの熱化学進化の解明に向けて (20分)
竹広 真一 (京都大学)：スペクトル変換ライブラリと回転球殻非弾性対流モデルの開発：高解像度ガス惑星大気シミュレーションに向けて (20分)
17:00-18:00 総合討論
【懇親会 (18:00～)】
参加申込み
申込方法
会場準備の都合上、事前申し込みをお願いします。- CPS ホームページにアクセス： https://www.cps-jp.org/
- 右側サイドメニューからログイン
- 右側サイドメニューの「会議開催案内」の中の「ポスト「京」萌芽的課題・計算惑星 第2回 公開シンポジウム」をクリック
- 参加申込・登録作業 (シンポジウム参加、昼食, 懇親会参加登録などご記入お願いします)
参加申込締切
2018 年 3 月 16 日 (金曜日) 正午お申込みにはCPSのアカウント登録が必要です。
アカウントを取得されておられない方は別途 inquiries＜アットマーク＞cps-jp.org へお問い合わせください。
お問合せ先
世話人： 牧野 淳一郎 (神戸大学)、臼井 文彦、中西 順子 (神戸大学・事務局)
問い合わせ先 (本研究課題事務局) E-mail: comps-postk-admin＜アットマーク＞cps-jp.org
問い合わせ先 (本研究課題事務局) E-mail: comps-postk-admin＜アットマーク＞cps-jp.org