アブストラクト |
ダストから放射される赤外線で明るく輝く赤外銀河は、宇宙における星形成活動のよいトレーサーとなっている。このため赤外銀河分布に関して、銀河分布の非一様性を表す統計的指標であるパワースペクトルを求めることによって、赤外銀河、つまり星形成銀河の空間分布がもつ性質を知ることができる。本研究では、赤外線衛星AKARI / FISの全天サーベイのデータを用いて赤外銀河分布の密度ゆらぎのパワースペクトルを求めた。今回、得られた結果と先行研究とを比較し、AKARIでみた赤外銀河の分布の特徴について議論する。 |