アブストラクト |
3色偏光撮像装置:トライポル(TRIPOL)は撮像と偏光の観測が両方できる小型軽量の測定装置である。波長域400〜830nmを、2枚のダイクロイック鏡(干渉フィルターの一種)を使って3色(g’ r’ i’)に分ける。偏光測定には、半波長板と偏光格子を組み合わせて行う。3色同時撮像により、3色SED、色等級図、2色図が描けると同時に、偏光の波長依存性を求めることができる。検出限界能としてr’において、17.1等 [S/N~10, 60 sec 積分]、偏光精度として0.3% [15 sec x 4位相x 10回]である。
この装置は、今年6月に台湾・國立中央大学・鹿林天文台1m望遠鏡に取り付けられて性能が検証されて、今後、共同観測に供される。本セミナーでは本装置の性能について述べる。 |