アブストラクト |
実はある言語(外国語)と方言を分ける決定的な基準はありません。かつてセルボ・クロアチア語と称していた言語が現在ではセルビア語とクロアチア語に分けられています。それで私の母語「関西弁」(正確には京都弁)を「外国語」とみなしたら、どんなふうになるかと思って始めたのが北大の「外国語としての関西弁」という講義です。外国語として関西弁を教えるには、「音声」「文法」「語彙」などに分けなければなりません。受講生の母語である「日本語」(標準語)と対比しながら講義を進めてきました。今回のセミナーではその講義の一部を体験していただきます。ネイティブスピーカーの方も、非ネイティブの方も大きな声で発音練習していただきます。お楽しみに。 |