セミナー: | CPS/WTK セミナー |
日時: | 2020 年 4月 22 日(水) 14:30 - 16:30 |
場所: | オンラインにて |
講演者: | 安藤 紘基 (京都産業大学 理学部宇宙物理 気象学科 助教) |
タイトル: | 複数の小型衛星を用いた金星衛星間電波掩蔽観測に関する検討 |
要旨: | 探査機による光学機器観測や地上望遠鏡をもちいた観測により、金星大気の水平構造に関する知見は確実に増えている。一方、鉛直構造に関する情報は不足しており、GCMをはじめとする数値モデルを用いた研究が進展していても、全球的な答え合わせができていない。大気の鉛直構造を詳細に調べる手法の一つに電波掩蔽法があるが、従来の観測では探査機の軌道や探査機・惑星・地球の位置関係で観測範囲や観測機会が制限されるという弱点がある。これを克服する手段が衛星間での電波掩蔽観測である。本セミナーでは、理学と工学の両面から検討してきたその進捗状況について発表する。 |
キーワード: | 金星、大気、電波掩蔽 |
世話人: | 高橋 芳幸 |