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Climatology of the Residual Mean Circulationof the Martian Atmosphere and Contributions of Resolved and Unresolved Waves Based on a Reanalysis Dataset
講演者
阿隅 杏珠 (東京大学理学系研究科地球惑星科学専攻)
日時
2025/08/20 - 2025/08/20
セミナー名
WTK (惑星大気研究会) セミナー
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会場
ネット会議システム (Zoom)
資料
講演資料
(8.76MB)
アブストラクト
惑星大気のラグランジュ循環はその物質分布や気温構造を決定する重要な要素の1つである。これまで、火星大気のラグランジュ循環は大気大循環モデルや衛星の温度観測データを用いて研究が進められてきた。しかし、それらの解析期間は特定の季節のみや特定のイベントの前後に限定されたものが多く、長期間のデータに基づくクライマトロジー的描像はまだ十分解明されていない。本研究では、最近利用可能となった長期再解析データEMARSを駆使して火星大気の力学解析を行い、火星ラグランジュ循環のクライマトロジーとその維持・駆動メカニズムを明らかにすることを目的としている。ここでは、地球中層大気の解析でよく用いられるTEM系を適用して、火星大気の年平均及び各季節における東西平均した基本力学場の構造を解析した。その結果、北半球の冬の季節に、高度60係0km、北緯50係0度にかけて、地球と比べて、極めて強い北極向きの残差平均南北流(v*)が存在することがわかった。絶対角運動量分布を調べたところ、その南北勾配が緩く、強いv*が維持できる構造となっていることが分かった。この強い残差平均南北流の両端では絶対角運動量の等値線を横切る構造が見られる。そこで、この部分の循環を駆動する波強制について、潮汐波、惑星波、モデルで解像されない波の寄与について推定した。本セミナーではこれらの結果を詳しく報告する。
キーワード
火星大気, 残差循環気候場, 解像対非解像重力波, EMARS,
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